他の治療法との比較
通常ドライアイでは点眼薬による治療をお薦めしております。しかし重度の場合は常に点眼が必要とされていました。また、その他の治療法として涙点プラグなどがあります。涙点(涙の流出口)にプラグ(栓)を差し込むことにより、涙を目の表面にため、ドライアイを治療、軽減する効果があります。PRP治療との直接比較による効果の優劣は不明ですが、以下のような違いがあります。
涙点プラグ挿入は、涙点を塞いだことにより、異物を涙点に流すことが出来なくなって目やにやかゆみが出ることがあります。また、涙が溜まりすぎてポロポロ涙がこぼれてしまう方がいます。目をこすったりした時に涙点プラグが外れることがあります。外れたプラグが目の表面に触れて角膜や結膜に傷をつけてしまう事があります。
このPRPでの治療は当院でも治療する上で、効果的かつ安全な方法であると考えております。なお、治療効果や効果の持続期間は個人差がありますので、患者さまによっては複数回治療を要する場合もございます。
PRP治療は患者さまご自身の血液から製造するため、患者さまごとに品質のばらつきがある可能性があります。一方、患者さまご自身のPRPから製造するため、アレルギー反応などの可能性は極めて低いと考えられます。