多焦点眼内レンズによる白内障手術|大阪市港区 よしだ眼科クリニック
多焦点眼内レンズとは、白内障手術時に挿入する眼内レンズの1種です。 多焦点眼内レンズの最大のメリットは、日常生活のほとんどの場面で裸眼で過ごせることです。 また、老眼や屈折異常を白内障と同時に解消も期待できます。 大阪市港区のよしだ眼科クリニックでは、幅広い眼内レンズを取り揃えています。
白内障手術を受けられる方で、クラレオンパンオプティクスの選択を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
クラレオンパンオプティクスは日本で初めて承認された3焦点眼内レンズで、メガネやコンタクトレンズの装着頻度を減らしたい方におすすめです。
本記事では、クラレオンパンオプティクスの特徴について詳しく解説していますので、ぜひご参考にしてください。

パンオプティクスは、国内で初めて厚生省の承認を得たAlcon社製の3焦点眼内レンズです。
3焦点眼内レンズとは、遠方・中間・近方のそれぞれの距離にピントを合わせられるレンズであり、裸眼生活を快適に過ごしやすい特徴があります。
2023年には最新素材である「クラレオン」を採用したことで、クリアな視界を確保できるようにアップデートされました。
国内で最も症例数が多い3焦点眼内レンズです。
3焦点眼内レンズとは、白内障によって白く濁った水晶体を取り除いた後に、水晶体の代わりとして挿入する多焦点眼内レンズのことです。
一般的な白内障手術では保険適用の単焦点眼内レンズを使用するため、遠方・中間・近方のいずれか1点に焦点を合わせることになります。
鮮明な視界を確保できますが、選択した焦点距離以外はメガネの使用が必要になります。
一方で、3焦点眼内レンズであれば、遠方・中間・近方の3箇所にピントを合わせることが可能です。
そのため、運転や料理、読書などのあらゆる生活シーンでメガネやコンタクトレンズを使用せずに過ごせるようになります。
POINT
海外の研究では、パンオプティクスには4つの焦点があると証明されています。
中間と遠方の間に4つ目の焦点(80cm)が確認されており、日常生活を裸眼で快適に過ごせる優れた次世代型4焦点眼内レンズとしても高く評価されています。
海外の調査結果では、実際に手術を受けた約95%の方がメガネが不要になったという報告がされています。

クラレオンパンオプティクスは、Alcon社の最新素材を取り入れた機能性に優れた3焦点眼内レンズです。
従来のレンズよりも濁りが少なく、鮮明な視界を目指しています。
以下でクラレオンパンオプティクスの特徴を紹介していますので、多焦点眼内レンズの選択でお悩みの方はぜひご参考にしてください。
遠方・中間・近方の3点の焦点距離にピントを合わせることができるため、日常生活のあらゆるシーンで作業が快適化されます。
距離によって見えやすさに偏りがないため、目の疲れを軽減でき、ストレスを感じにくくなるでしょう。
| 遠方 | 中間 | 近方 |
| 車の運転 | パソコン作業 | 読書 |
| ゴルフ | 料理 | スマホ |
| スポーツ観戦 | テレビ鑑賞 | 裁縫 |
| 月などの撮影 | スナップ写真撮影 | タブレット |
術後良好な見え方の臨床結果
国内における臨床結果では、手術後120〜180日で両眼かつ裸眼での視力0.7以上の達成率は遠方・中間どちらも98.5%という結果が出ています。
また、近方も両眼かつ裸眼での視力0.4以上の達成率が98.5%と非常に高い確率で良好な結果を得ています。
一般的な白内障手術は単焦点眼内レンズを挿入するため、一点の焦点距離しか合わせられません。
選択した焦点距離は鮮明に見ることができますが、それ以外の焦点距離はメガネの使用が必要になります。
クラレオンパンオプティクスは遠方・中間・近方の3点の焦点距離を合わせられるため、日常生活においてメガネを使用しなくても不自由なく快適に過ごせるようになります。
クラレオンパンオプティクスは遠方・中間・近方までの焦点に合わせられる点が特徴ですが、特に中間(60cm)から近方(40cm)までの距離は20cmほどしかないため、違和感なくスムーズにピントを移動させることが可能です。
パソコンからスマホの使用も視界が良好でストレスを軽減できます。

クラレオンパンオプティクスは、明るさの変化による瞳孔収縮が起こりにくい設計です。
そのため、他の多焦点眼内レンズよりも視界が安定することが期待できます。
特に、暗い場所での光のまぶしさや視力低下が軽減されるといわれています。

眼内レンズは、目に入ってくる光をそれぞれの焦点に振り分けるため、焦点数の増加とともに光のロスも増え、光の損失率が上がるといわれています。
しかし、クラレオンパンオプティクスの場合は光エネルギーの損失を抑えるよう設計されており、高い光利用率を実現しています。
遠方は約50%、中間で約25%、近方も約25%とバランスよく光を分配し、一般的な多焦点眼内レンズよりも光の損失率を少なく抑えることが可能です。

クラレオンパンオプティクスのデメリットやリスクは以下の通りです。
クラレオンパンオプティクスはデメリットを上回るメリットがたくさんあります。
しかし、デメリットもあるため、事前によく確認しておきましょう。
特に夜間運転の頻度が高い方や目の病気がある方などはクラレオンパンオプティクスが適していない可能性があるため注意が必要です。
ハロー・グレア現象のハローとは光源周囲に輪が見えたり滲んだりする現象で、グレアとは放射線状に光が拡散してギラギラ眩しく見えたり伸びて見えたりする現象です。
このハロー・グレア現象は多焦点眼内レンズで起こりやすい症状ですが、クラレオンパンオプティクスの場合、独自の技術によってハロー・グレア現象の発生が少ない傾向にあるとされています。
しかし、全く発生しないわけではないため、夜間運転には注意が必要です。
クラレオンパンオプティクスは光を分散させる構造であるため、単焦点眼内レンズと比較すると見え方の質が低下することがあります。
ただし、従来の多焦点眼内レンズより明るさの変化による瞳孔収縮が起こりにくいため、明暗所問わず視力が安定しやすい特徴があります。
クラレオンパンオプティクスは保険が適用されません。
自由診療もしくは選定療養となるため、費用が高額になりやすい傾向にあります。
クラレオンパンオプティクスは手術を受けた後、視力の回復が安定するまで一般的に1ヶ月程度の期間がかかります。
慣れるまでの期間は個人差があり、早い方では手術を受けた翌日に視力がよくなったと実感される方もいらっしゃいますが、遅い方の場合、見え方に慣れるまで半年程度の期間がかかることもあります。
クラレオンパンオプティクスは遠方・中間・近方の3点の焦点距離を合わせられるレンズですが、40cm以下の近距離などは見え方が不安定になることがあります。
多くの場合、老眼鏡が不要になりますが、手元で細かな作業をする方などは老眼鏡の使用が必要になるケースもあります。
緑内障や糖尿病網膜症など特定の目の病気がある方は、クラレオンパンオプティクスの手術を受けられないことがあります。
視機能障害があることで、手術を行っても十分な効果を得られなかったり、症状が悪化したりする可能性があるためです。
| パンオプティクス | 330,000円(税込) |
| パンオプティクス(乱視あり) | 380,000円(税込) |
※上記金額に加えて手術費用(保険診療分)が別途かかります。