ICL(眼内コンタクトレンズ)の手術費用・料金について-保険適用される?|大阪市港区 よしだ眼科クリニック
ICL(眼内コンタクトレンズ)は自由診療(保険適用外)となり、費用・料金についてはクリニックが自由に決めるることができます。費用にはレンズ代や技術料などが含まれており、患者様がICLの医療施設を選ぶ上で1つの重要な選択基準となります。ここではICLの相場から費用体系についてご紹介します。
「裸眼」で「見たい」を実現するICL (眼内コンタクトレンズ)
ICL認定医が
すべて執刀
厚生労働省
認可のレンズ
のみを使用
高い矯正精度
強度の近視
乱視にも対応
ICL(Implantable Contact Lens )とは、目の中に小さなレンズを挿入(インプラント)することで、屈折異常(近視・遠視・乱視)を矯正し、裸眼で見えるようにする屈折矯正手術です。
「後房型有水晶体眼内レンズ」ともいい、水晶体を摘出して眼内レンズを挿入する白内障手術とは異なり、水晶体を残したまま「虹彩と水晶体の間(=後房)」にレンズを挿入するので、自然な見え方で裸眼での日常生活を送ることが可能になります。
また、代表的な屈折矯正手術としてレーシック(LASIK)と比較されることが多いですが、角膜を削ることで屈折異常を矯正するレーシックと違って、万一の場合には挿入した眼内コンタクトレンズを摘出すれば「手術前の目の状態に戻すことが可能」という特徴があり、新しい屈折矯正手術として注目されています。また、治療が適応となる範囲が広く、レーシック(LASIK)が適応とならなかった方も治療を受けられる可能性があります。
当院のICL手術には、現在(2022年時点)国内で唯一厚生労働省の認可を受けている「STAAR Surgical」社製の「ホールICL」を採用しております。
ICLは「Implantable “Collamer” Lens」の略称であり、レンズの素材にコラマー(Collamer)という新しい技術を用いた素材でできています。
コラマーはコンタクトレンズにも使用されている「HEMA(ハイドロキシエチルメタクリエート)」と「コラーゲン」の共重合体素材で、高い生体適合性(ヒトの体にやさしい)を有しています。
また、柔軟性のある素材で目の中で割れる、破損する心配はありません。レンズの寿命は人間の寿命よりも長いことから理論上は半永久的に使用が可能です。白内障手術時などには、レンズを摘出して通常通り手術を実施することが可能ですので、ICLを受けることによって将来治療の選択肢が狭まることは基本的にありませんのでご安心ください。
水晶体を超音波によって粉砕、摘出だけでなく、術時の安全性に影響を及ぼす「眼内の圧力(灌流圧)」を適切に維持し、手術の効率性・安全性を向上させます。
執刀医の肉眼では見えない微細な部分まで高画質観察でき、医師の技術との相乗効果により繊細で精密な手術が可能となります。
患者様の眼の状態に応じて、レンズを挿入する切開位置やレンズの固定位置を計算し、正確を術者をアシストし、乱視がある場合にも高い矯正精度で手術を実現することができます。
笑気麻酔とは、「笑気」と呼ばれる亜酸化窒素を含んだ気体(ガス)の吸引により、鎮痛や鎮静だけでなく、手術への恐怖心や不安感を和らげる効果、リラックス作用のある麻酔方法です。
心臓機能や呼吸器機能にも殆ど影響しないといわれていることから、眼科手術以外にも、小児の歯科治療等で以前から用いられており、安全性と有効性が広く認められています。
通常では点眼麻酔によって、ほとんどの方が痛みを感じないと言われているICL手術ですが、目の手術ですので不安を感じられる方も少なくないでしょう。不安感を和らげ、リラックスして手術をお受け頂けます。
当院の手術室は感染症対策に最大限配慮し、滅菌機器・設備を十分に揃えることで、クリーンな環境作りや高いレベルでの衛生管理に取り組んでいます。
ICL(眼内コンタクトレンズ)は安全性が評価されている手術ですが、内眼手術である以上は感染症や合併症のリスクが伴います。
当院では安全・安心な手術を患者さまへ提供するために、医師の技量だけでなく、手術を行う環境にもこだわっています。
ICL手術は、安全性の高い手術ですが、眼という非常にデリケートな感覚器であることは変わりません。
可能性は低いですが、万一不測の事態が起こり、合併症として仮に眼内炎が誘発された場合には「硝子体注射(抗菌薬の投与)」や「硝子体手術」により、眼内炎の原因となる眼内の細菌や炎症産物の除去が必要となります。
また当院院長は、眼科手術内で最も難しい領域の中の一つである硝子体手術も得意としており、
そのようなケースにおいても迅速に対応できる技術と設備が御座いますので、安心してお任せください。
当院で行うICL手術は、レンズ製造元の「STAAR Surgical」社より発行されるライセンス「ICL認定医」を保有している院長が全て執刀を行います。
また、ICL手術を担う医師は手術方法の関係性から白内障手術に幅広い知見を持つ医師が望ましいとされていますが、院長は医師としてのキャリアの大半を全国でも有数の手術実績を誇る「多根記念眼科病院」で務めてきたことから、白内障手術に対して多数の実績を持ち、難症例や合併症を含む豊富な経験があります。
よしだ眼科クリニック 院長 / 眼科医吉田稔
適応検査前はお使いのコンタクトレンズの種類に応じて、レンズ装用を中止した状態で、ご来院ください。検査の精度が術後結果に関わりますので、ご理解頂けますと幸いです。検査後から手術前日まではコンタクトレンズの装用制限はないので、普段通りお過ごしいただいて問題ございません。
コンタクトレンズの 種類 |
外す期間 |
---|---|
ソフト コンタクトレンズ |
術前検査4日 |
乱視用ソフト コンタクトレンズ |
術前検査2週間 |
ハード コンタクトレンズ |
術前検査3週間 |
医師による目の状態の診察をはじめ、多岐の項目に渡って目の精密検査を行い、手術の可否を判断します。ICLは適応範囲は広いことが特徴ですが、稀に目の疾患がある方やレンズを入れるスペースが十分に確保できない方は適応とならないケースがあります。また、眼底検査のために目薬で瞳を開くので、検査終了後4時間前後はぼんやりとした視界になります。そのため患者様には公共交通機関の利用もしくはお連れさまの運転でのご来院・帰宅のご協力をお願いしております。
挿入するレンズの度数を決定するために再検査・調整します。
当院では検査機器に「ベリオン」を導入しておりますので、これにより乱視の方でもより正確な調整が可能となっています。
手術のお申込み後、検査結果を元にレンズの発注を行います。
国内に在庫がある場合1〜2週間程度で納品されますが、海外からの取り寄せや製造依頼となった場合には納品まで3週間〜2ヶ月以上かかる場合がございます。
※素材の流通や輸入事情によって納期が変更になる場合があります。
レンズが納品されましたら、手術日を調整するためにご連絡いたします。
決定した手術日の3日前から1日4回の点眼を行なっていただきます。
手術前日まではコンタクトレンズの装用などに制限はないので、普段通りお過ごしください。
手術当日はコンタクトレンズの装用は控えていただき、眼鏡でお越しください。
手術自は15〜20分程度で終了となります。
術後は院内で30分ほどの安静時間をお過ごしいただいた後、帰宅後の生活についてのご説明や術後検診予約をしていただき、ご帰宅となります。
点眼薬により瞳孔(ひとみ)を大きく開かせます。
01点眼での麻酔をして、耳側の白目と黒目の境目の角膜を約3mm切開します。
02角膜の切開創からICLのレンズを目の中に挿入し、虹彩と水晶体の間に固定します。
03切開創は眼内圧によって自然に閉鎖し、自然治癒するので縫合することはありません。
04適応検査代
5,000円
(税込5,500円)
ホールICL・近視度数-6.0Dまで
両眼 40.9万円
(税込45万円)
ホールICL・近視度数-6.0D以上
両眼 54万円
(税込59.4万円)
※乱視用レンズの場合は、+で両眼8万円(税込)となります。
※当院で手術を受けられる方は、手術代金より5,500円引かせ頂きます。
※コンタクトレンズの度数とICLの度数は異なります。実際に使用しているコンタクトレンズの度数よりもICLで用いられるレンズの度数は高くなりますので、予めご留意ください。