大阪でICL手術なら大阪市港区のよしだ眼科クリニック|ICL認定医が執刀
大阪でICL手術なら弁天町駅直結のよしだ眼科クリニックにご相談ください。厚生労働省認可のSTAAR Surgical社製のホールICLを採用。すべてICL認定医が執刀します。強度近視・乱視の方も治療可能です。
ICL(眼内コンタクトレンズ)とは、目の中に専用のレンズを直接埋め込むことによって、屈折異常(近視・遠視・乱視)を矯正し、裸眼での日常生活を可能にする視力矯正手術の1つです。別名「有水晶体眼内レンズ」ともいい、水晶体を温存した状態の手術なので、水晶体による自然な見え方・スムーズなピント調整能力を維持したまま、視力を矯正することができます。
ICLの高い安全性や有効性が広く認められ、現在では世界中で200万眼以上の実施症例を持つポピュラーな屈折矯正手術となりつつあります。
同じ屈折矯正手術として角膜を削って屈折異常を矯正するレーシック(LASIK)と比較し、ICLは幅広い適応範囲を持つことが魅力の1つです。
例えばレーシックは一定以上の角膜の厚さがあることや、矯正可能な視力度数などに条件や制限がありますが、ICLは角膜を削らない手術ということもあり、レーシックで適応とならなかった方でもICL手術であれば受けられるケースがよくあります。
適応範囲が広いということで「老若男女誰でも受けられるのか?」と疑問を持つ方も中にはいらっしゃるかと思います。
今回はICLの年齢制限や適性年齢、注意点について解説します。
人は成人までに身体の発達に伴って、眼の成長も進みます。
近視になる要因は様々ありますが、近視と密接な関係のある「眼軸(目の奥行き)」が成長期に伴って伸びやすく、視力が変動しやすくなっています。
また、21歳未満の年齢は様々な外部環境などによるストレスを受けやすく、そのストレスが視力の変動に関係すると言われています。
したがって、原則21歳未満の場合、視力の不安定性によって、ICL術後の度数変化によるレンズ摘出・交換の可能性が成人よりも高いことから、適応外として定められています。
年齢の上限は定められていなく、技術上は何歳になってもICL手術を行うことは可能ですが、45歳くらいまでが望ましいと言われています。
理由としては、45歳ごろから白内障や老眼といった加齢による目の疾患を発症する可能性が高まるためです。
その他、この年齢から糖尿病などの全身疾患の割合が高くなり、このような疾患があると手術による身体への負荷が高まるため、ICLの手術を行うことはできません。
前述の通り、ICL(後房型有水晶体眼内コンタクトレンズ)は、水晶体を残したままの手術となるので、水晶体の機能が衰える「老眼」が発症する可能性があります。
老眼とは、加齢に伴って水晶体が硬くなることで、水晶体のピント調整能力が衰え、主に近くを見るときのピント調整に支障をきたす症状です。
老化現象の1つで、個人差はありますが40代後半から殆どの人に老眼が発症します。
老眼の症状が現れている場合、近くを見る際に「老眼鏡」の装用が必要になります。
ICLによってメガネやコンタクトレンズに依存せず、裸眼で日常生活を送ることが可能になるにもかかわらず、45歳ごろから老眼が発症すると、近くを見る際には老眼鏡が必要になってしまいます。
しかし、近年では屈折異常だけではなく老眼の症状も改善したいという方に向けて、老眼に対応したICL(多焦点IPCL)も登場しています。
また、加齢によって老眼だけでなく白内障の初期症状が現れている場合、「多焦点眼内レンズを使用した白内障手術」を受けることによって、白内障の改善に加えて老眼や屈折異常の同時改善を図ることが可能です。
いずれの治療方法を検討する際でも、メリット・デメリットを理解した上で、患者さまの目の状態や手術時期を医師と相談し、慎重に検討を重ねた上で判断することが大切です。
老眼の治療は老眼鏡の装用による視力矯正が第一選択となります。
老眼鏡の装用機会をなるべく減らし、裸眼での日常生活を送るためには手術を検討する必要があります。
白内障は老眼と同様、水晶体の老化現象によって見え方に支障をきたす病気です。
老眼と異なる点は、白内障は「水晶体が濁る」ことで、「視界がかすむ」といった症状が現れます。
白内障手術では白く変性した水晶体を取り除き、水晶体の代わりに眼内レンズ(単焦点・多焦点眼内レンズ)を挿入します。
水晶体によるピント調整能力は失われますが、複数の焦点距離にピント調整が可能な「多焦点眼内レンズ」を用いることで白内障だけでなく老眼や屈折異常を改善し、老眼鏡やメガネへの依存度を減らして裸眼でモノを見ることができます。
老眼の症状を自覚し始めて早ければ数年以内に白内障が発症する可能性が高いことから、早期の白内障手術で多焦点眼内レンズを用いて、老眼を改善するという方法が選択肢として有効的です。
このように多焦点眼内レンズによって享受できるメリットは大きいですが、「コントラスト感度(見え方の質)の低下」や、「ハロー・グレアの自覚」といった多焦点眼内レンズ特有のデメリットもあります。
眼内レンズの選択は老後のQOL(生活の質)に大きく関与しますので、多焦点眼内レンズそれぞれの種類や特徴、メリットやデメリットを理解した上で、検討するのが良いでしょう。
老眼に対応しているICLである「多焦点IPCL(EyeOL社製)」は、通常のICLのメリットを維持したまま、老眼の治療を行うことができます。
レンズを目の中に挿入することで、メガネや老眼鏡、コンタクトレンズを必要とせず、裸眼での日常生活を取り戻すことができます。
また、可逆性が高く、白内障手術などが必要になった場合でもレンズを取り除くことが可能です。
多焦点IPCLは「多焦点眼内レンズ」の構造を利用し、目の中に入ってくる光をそれぞれの焦点距離に振り分けて、遠方だけでなく近方への矯正も可能となっています。
そのため、多焦点眼内レンズと同様に、光を振り分けたことによるエネルギーの分散によって、コントラスト感度(見え方の質)が、ICL(STAAR Surgical社製)と比較して低下しています。
老眼の好発年齢の場合、近い将来に白内障が発症する可能性が十分にありますので、通常のICL手術以上にデメリットやリスクを踏まえた上で、慎重に検討しなければなりません。
ICLの適応年齢は原則21歳以上〜45歳ほど(明確な上限はなし)となっています。
40代後半の方がICLを検討する場合、老眼の症状がないかという点と、そう遠くない将来に白内障を発症する可能性が十分にあるという点を踏まえ、メリットを享受できる期間を加味した上で検討するのが良いでしょう。
老眼の症状がある場合、老眼用ICL(多焦点IPCL)という選択肢や、早期の白内障手術で多焦点眼内レンズを用いて老眼や屈折異常を改善するという選択肢もあります。
当院では、日本有数の眼科専門病院である多根記念眼科病院にて、難症例を含む様々なケースの白内障手術に対して豊富な執刀経験や、屈折異常の多数の執刀実績を持つ院長が全ての執刀を行ってます。
また、当院では多焦点IPCL(EyeOL社製)を取り扱っており、多焦点眼内レンズも豊富なラインナップを揃えてますので、それぞれのレンズに精通したスタッフによって患者様の目の状態やご年齢、ライフスタイルに合うものをご提案させていただきます。
遠方の方を中心にこれから治療を受けようと検討されている方へLINEによる無料相談も行なっていますので、ご活用ください。